Mendeleyがバグってる


こんなん出る。。はやく治ってくんないかな。
いつもはEvernoteに読んだpaperつっこんでいるんだけど、bibtexがexport出来ないから、そこだけjabrefとかpybliographer使ってた。だけれど、今回Mendeleyがいくらかアップデートされたみたいだから、試しに、そっち使ってみてたんだけど、今日はなぜか落ちててすごく困る。

文献管理ツールについて、つれづれなるままに

それにしてもreference manager系のツールってなんでこんなにも貧弱なんだろう。ビジネスにならないんかな??でもEvernoteがビジネスになるんだったら、reference managerってターゲットがはるかに絞り込めるし(基本研究者なんだし)、分野だって、集めてるジャーナル見れば一目瞭然なんだから、すごく広告打つの楽そうだけどなぁ。そこまで特徴的な広告だったら、ユーザも気にならないどころか、欲しいくらいかもしれないし。(僕は、Evernoteは有料にして広告消してるけれども。)
Reference Manager比較
各種論文データベースや論文管理ツールをいろいろ評価したり、比較したりしているペーパー
zoteroとかciteUlikeとかconnoteaとか出てきて、集合知を使おうっていうアプローチはありだったんだけど、どうにもこーにも論文の場合はうまくいかない。zoterodiigoとおんなじで、firefoxのサイドバーってのが問題なんだと思う。(とりあえず僕はサイドバーは邪魔だから消しちゃう。その点、オーバーレイで情報を出すsbmカウンターはうまい。僕はこっち使ってる。)citeulikeはそもそも重い。javascriptで使いづらい。
そもそも問題なのは、研究者の生活スタイルというか研究プロセスのなかに、「見つけた時にタグをつける」っていうプロセスが無いことで、結局使わなくなってしまう。
Mendeleyは、ソーシャルブックマーク型(最近だとクラウド型っていうんかなwひどいネーミングだ)の中では、ローカルアプリとして出されているのは、高印象で、「jabrefとかのローカルアプリで論文管理」っていう研究プロセスの一部をちゃんとハックしている。
けどけど、そもそも古典的な論文管理の仕方が問題で、Mendeleyはそこは改善されていない。
というのも基本的には、Bibtexベースのコンテンツをフォルダとタグを用いて、管理する。
これはウェブページのようなコンテンツには有効だったんだけれど、論文だとそうじゃないんじゃないかと思う。
たとえば、ウェブページだと検索をかけてひとつのコンテンツを出してくれば、それで満足だけれど、論文の場合は、ひとつの論文は、他の論文とのかかわりあいで解釈があるから、ひとつの論文が検索されたら、自分が考えているコンテキストの中で、関連する論文が、つながって検索に引っ掛かる必要がある。
つまり、「論文そのものを思い出す」ために検索をかけるわけではなくて、「論文をよんでいた時のアイディアを思い出す」ために検索をかける必要がある。そのためには、実は「Bibtex+フォルダ、タグ」というのはデータモデルとして間違っていると思う。
つまり、コンテンツは、あるアイディアをサポートするためグループを作る必要があって、これにラベル(タグでもコンテキストでもいいが)があってもいいけれど、それより大事なのは、アイディアをサポートするメモが付いていることだ。それは、論文を書くときに、あるまとまった一章(もしくは一節)に書かれたreference群で、アイディアメモはその一章そのものになるといい。(だから、アイディアをサポートするメモには、グループ内コンテンツへのリンクが張られる必要がある。)
Mendeleyだと、メモは論文そのものにつける必要があるけれど、メモ付きノートみたいな形で管理出来たらいいと思うんだよね。今だと、表ベースで出されるだけで、それぞれの論文の関連性(もしくはグループへの解釈)を書き込めない。。

けれど、そういう管理をしようとしたら、基本的なGUIコントロールコンポーネント(MendeleyはQtだったかな?)に含まれない処理が必要になってくるのがむずい。

でもMendeleyは開発費莫大って噂だし、ユーザの意見をむっちゃ取り入れてってる。そのうち使いやすいもんになっちゃうんだろうな。アドオンとか開発してみたい。。
http://feedback.mendeley.com/pages/4941-mendeley-feedback/filter/accepted

Evernotebibtexに対応して、ノート間リンクに対応してくれれば、幾分やりやすいんだけれど。

以上つれづれなるままに。。